今や小学生でもプログラミングを学ぶ時代がやってきました。
2020年度から小学校で始まり、2021年度からは中学校でもプログラミング教育が始まります。親としては、昔そんな授業はなかったので、どのように教えていいのかわからないですよね。
子供にプログラミングを学ばせた方が良いのか?プログラミングの塾とかあるのか?など疑問が多いかと思います。
今日は、IT×ものづくりの「LITALICOワンダー(リタリコワンダー)」について詳しく紹介します。
LITALICOワンダーとは
LITALICOワンダーとは
LITALICOワンダーとは、就労支援や学習塾を行っている株式会社LITALICOが運営する、子供向けのIT×ものづくり学習教室です。
プログラミングなどの技術より、子どもたちが自分たちで考え、何かを形にする経験から得られる力を大切にしています。
LITALICOワンダーのコース・価格について
LITALICOワンダーでは、年長から高校生までを対象に、最新のテクノロジーを活用したコースがあります。
ゲームやアプリを製作する「ゲーム&アプリ プログラミングコース」「ゲーム&アプリ エキスパートコース」、ロボットを製作する「ロボットクリエイトコース」「ロボットテクニカルコース」、3Dプリンタなどでモノづくりする「デジタルファブリケーションコース」の5つがあります。
コース | 対象 | 価格 |
---|---|---|
ゲーム&アプリ プログラミングコース | 年長〜高校生 | 1回4,000円(税抜)〜 |
ゲーム&アプリ エキスパートコース | 小学3年生〜高校生 | 1回5,000円(税抜)〜 |
ロボットクリエイトコース | 年長〜小学3年生 | 1回4,500円(税抜)〜 |
ロボットテクニカルコース | 小学3年生〜高校生 | 1回5,250円(税抜)〜 |
デジタルファブリケーションコース | 小学1年生〜高校生 | 1回5,250円(税抜)〜 |
別途入会金15,000円が必要です。
※料金は変更になる可能性があるので、最新の情報は公式ページをご参照ください。
▼公式ページはこちら
【LITALICOワンダー】
LITALICOワンダーの教室
LITALICOワンダーの教室は、現在、東京、神奈川、埼玉にあり、全18校あります。
主要駅にありますが、群馬や栃木からわざわざ通う人もいるくらい人気なスクールです。
東京
- 三軒茶屋
- 渋谷
- 中目黒サテライト
- 青山
- 池袋
- 赤羽
- 秋葉原
- 水道橋
- 押上
- 蒲田
- 町田
- 立川
- 吉祥寺
埼玉
- 大宮
神奈川
- 川崎
- 横浜
- 東神奈川
- 横浜桜木町
※教室一覧は変更になる可能性があるので、最新の情報は公式ページをご参照ください。
この他にも自宅からオンライン授業ができる「LITALICOワンダーオンライン」があります。
他社のプログラミングスクールとの比較
他社の子供向けプログラミングスクールと、価格・対象年齢などで比較してみたいと思います。
スクール | 教室所在地 | 内容 | 対象 | 価格 |
---|---|---|---|---|
Tech Kids School【テックキッズスクール】
![]() | 東京渋谷校、東京秋葉原校 二子玉川校、大阪梅田校 | プログラミング | 小1〜小6 | 継続学習コース 教材2,000円/月 受講料19,000円/月 月3コマ(1回120分) |
自考力キッズ
![]() | 全国 | ロボット | 年長〜小3 | 10,000円前後/月 ※各校で異なる |
エジソンアカデミー
![]() | 全国 | ロボット | 小3〜 | 10,000円前後/月 ※各校で異なる |
ヒューマンアカデミー ロボット教室 | 全国 | ロボット | 幼児〜 小学生 | 入会時10,000円 ロボットキット代28,500円 授業料9,000円/月 教材500円/月 |
【LITALICOワンダー】
| 東京、神奈川、埼玉 | ロボット プログラミング | 5歳から | 入塾料15,000円 1回4,000円〜 |
KOOVプログラミング講座 | 全国 | ロボット | 小1〜 | 10,000円前後/月 各校で異なる |
QUREOプログラミング教室 | 全国 | プログラミング | 小2〜小6 | 10,000円前後/月 各校で異なる |
LITALICOワンダーのコースの詳細について
LITALICOワンダーの4つのコースの詳細を説明したいと思います。
ゲーム&アプリ プログラミングコース
パソコンやスマホで遊べるゲームや、iPhoneゲームを作ることによって、プログラミングの基礎を学ぶコースです。
対象年齢は年長〜高校生です。
ゲーム&アプリ プログラミングコースで使用する教材
Scratch(スクラッチ)
色々な教室でも採用している、小学生プログラミングのスタンダードです。
パソコンのマウスの操作で簡単にプログラミングをすることができます。
Viscuit(ビスケット)
タブレットのペイントツールで絵を書き、絵を動かすことによってプログラミングをしていきます。
年長さんでもプログラミングをすることができます。
進め方
LITALICOワンダーのプログラミングの授業には決まったカリキュラムはないです。
子供の習熟度や、好奇心にあわせて、コースを進めていきます。まさに、その人に合ったオリジナルコースといえますね。
例えばプログラミングが好きであれば、Scratchから始めて、マスターしたらより難易度が高いC#言語を使って3Dなどに挑戦する子供もいます。
また、ゲームだけでなくデザインも好きであれば、キャラクターのデザインに挑戦する子供います。

楽しくゲームを作ることによって、プログラミングに対する興味を引き出してくれるコースですね。まずはプログラミングの第一歩としてこのコースを選択すると良いと思います。
ゲーム&アプリ エキスパートコース
Unityを使って本格的な3Dゲーム・VRゲームの製作や、HTML/Javascript/CSSを使ったWEB製作を行います。プログラミングの基礎を身につけたお子さんが、より応用的なものを作るコースとなります。
対象年齢は、小学3年生〜高校生です。
ゲーム&アプリ エキスパートで使用する教材
Unity(C#)
Unityは2D/3Dのゲームエンジンです。C#というプログラミング言語で本格的なゲームアプリが作れます。
またこれは、IT会社でも実務で使われる言語ですので、かなり実用的なスキルとなります。
HTML/CSS/Javascript
HTMLとは聞いたことがある人は多いと思います。
WEBページを作る時に使う言語ですね。
この技術を習得すれば、自分でホームページとかも作れるレベルになると思います。
進め方
ゲーム&アプリ エキスパートコースは決められたカリキュラムはありません。
子供がやりたい・作りたいと思ったことを達成するため、本コース専用の研修を受けたスタッフが全力でサポートします。
ここでUnityでゲーム製作し、バグを修正し完成度を高め、成果を発表会で発表することもできます。
将来はゲーム作りの仕事がしたい!と思うようになる子供もいるようです。

より本格的なプログラミングが学べるコースです。ここで学ぶプログラミング言語は、実務でも使わている言語ですので、将来役に立つこと間違いなしです。
ロボットクリエイトコース
ブロックを組み立てたり、プログラミングをしながらロボット製作をします。
ロボット製作を通じ、モーターやセンサーの使い方やプログラミングの基本を知ることができ、機械が動く仕組みを学べるコースです。
対象年齢は、年長から小学3年生です。
ロボットクリエイトコースで使用する教材
レゴ®WeDo2.0
レゴのロボット教材です。専用のソフトウェアで、ロボットを簡単に操作することができます。
レゴなので、小さい子供でも直感的に扱えそうですね。
レゴ®WeDo2.0
レゴのロボットを動かすためのソフトウェアです。
マウスを動かすだけで、パソコンに詳しくなくても大丈夫です。
進め方
ロボットクリエイトコースは決められたカリキュラムはありません。
子供の習熟度や興味に合わせて、授業が設計されます。
例えば、ロボットをテキストで学び、オリジナルロボットを作成して、ロボットコンテストに出場する子供もいます。
また、プログラミングに興味があるようなら、Scratchで複雑なプログラミングをすることもできますね。

ロボットは、今の時代非常に重要な分野です。まずは本コースで、レゴを使ってロボットに親しめるようになると良いですね。
ロボットテクニカルコース
センサーやモーターなどを理解しながら、より複雑なロボットを製作していきます。
より複雑なロボットの構造や、高度なプログラム制御を習得できるコースです。
対象年齢は、小学3年生から高校生です。
ロボットテクニカルコースで使用する教材
教育版レゴ®マインドストーム®EV3
中高等教育向けの実践的なロボット教材です。頭脳部品インテリジェントブロックと呼ばれるブロックに、プログラムを組み込むことで、ロボットを自由に制御することができます。
EV3ソフトウェア
レゴのロボットを動かすためのソフトウェアです。
マウス操作のみでプログラムを動かすことができます。
進め方
ロボットクリエイトコースは決められたカリキュラムはありません。
子供の習熟度や興味に合わせて、授業が設計されます。
例えば、オリジナルロボット製作を行い、友達とチームを組んでロボットコンテストに出場する人もいます。
また、「お手伝いロボット」といったような身近なものをテーマに取り組んでいる子供もいるようです。

このコースを受けると、作りたいロボットを作ることができるようになりますね。将来、自分のアイデアを製品化することができるようになるかもしれません。
デジタルファブリケーションコース
最近話題の3Dプリンタを使い、自分のアイデアを形にすることができます。
実際にパソコンやタブレットでデザインを行い、3Dプリンタで出力するまでの流れを一通り習得することができます。
対象年齢は、小学1年生から高校生です。
デジタルファブリケーションコースで使用する教材
3Dプリンタ
3Dプリンタは、テレビでも話題になっていますね。色々なアイデアを、実際に形にすることができます。
レーザーカッター
レーザーで木材やアクリル板を切断したりすることができます。デジタルデータでデザインした通りに切り出すことが可能です。
進め方
デジタルファブリケーションコースは決められたカリキュラムはありません。
子供の習熟度や興味に合わせて、授業が設計されます。
例えば、3Dプリンタでフィギュアを作ったり、レーザーカッターでアクセサリや小物を作ったりします。

このコースを受けると、作りたいロボットを作ることができるようになりますね。将来、自分のアイデアを製品化することができるようになるかもしれません。
LITALICOワンダーのメリット・デメリット
メリット

LITALICOワンダーを利用するメリットは次の通りです。
決められたカリキュラムがない
LITALICOワンダーの授業は、決められたカリキュラムがありません。
通常、他のプログラミングスクールであれば、テキストに従って進みますよね。
LITALICOワンダーの場合は、もちろんテキストはありますが、子供の作りたいものや興味を大切にして、主体的にものづくりができるようにフォローをしてくれます。
これによって、主体的に物事をやり遂げる力が身につき、創造力も高まりそうですね。
ベンチャーのようなモノづくり空間
LITALICOワンダーは、机がずらーと並んでパソコンがおいている、一般的な教室レイアウトではありません。
教室の一例を見てください。

まるでベンチャー企業のようですね!
このような自由な空間だからこそ、自由で豊かな発想ができると思います。
ときにはホワイトボードを使ったり、時には仲間と話たりしながら、モノづくりを行うことができます。
長期的に実用的なスキルが身につく
LITALICOワンダーのクラスは、年長から高校生までと、長い期間通うことができます。
年長や小学生低学年では、Scratchを使ってプログラミングの基礎を学び、さらに小学生中学年以降では、Unityを使った本格ゲームアプリを使うことができます。
Unityは、ゲーム制作会社でも使われるので、LITALICOワンダーに通い続ければ、現場の即戦力になるようなスキルを身につけることができます。
デメリット

一方、デメリットはどのようなものがあるでしょうか?
月謝がやや高め
月4回のクラスで、24,000円の月謝となります。
これは、プログラミングやロボットスクールの中では高い部類に入ります。
ですが、先程メリットでも書きましたが、子供一人一人に応じた進め方で教えてくれたり、ベンチャーのような空間で作業できたりと、他のスクールとは違う環境で学ぶことができます。
やや高いですが、それ以上の価値はありそうです。
教室数が少ない
現状、LITALICOワンダーは東京、神奈川、埼玉の合わせて18校しかありません。
どうしても主要駅に多いようです。
ですので、多くの人は電車で通うことになりそうです。子供が小さければ、毎週送り迎えなどするのは少し大変です。
LITALICAワンダーの口コミ・評判はどう?

インターネットやSNS上で、このような口コミがありました。
良い口コミ
悪い口コミ
まとめ

今回は、IT×ものづくりの「LITALICOワンダー(リタリコワンダー)」について紹介しました。
あらためてLITALICOワンダーのオススメポイントを説明すると次の通りです。
- カリキュラムにとらわれず、子供が主体的に製作に取り組むことができる
- オープンな空間で自由な発想をしながら学べる
- 本格的なプログラミングも学ぶことができる
LITALICOワンダーは、オープンな空間で自由な発想でものづくりを体験できます。子供の創造力を養うには、ベストな環境ですね。
まずは無料体験ができるので、子供と一緒に試してみてはいかがでしょうか。
▼公式ページはこちら
【LITALICOワンダー】